Atelier

MIYA

モノクロの景色を彩るように滲んだ色を撒く
無造作に描がき嵩張った絵は未完成のままだ

ただの落書きと変わりもしないけど

夢見た場所へとただ足掻くけどあしらわれてどこにも届かなくても
高く遠く揺れる幻だけずっと胸に抱き続けている

途絶えたはずだった不完全な絵が示した現在地
まるで自画像を描くように紡ぎあって同じ夢を見てる

そんな戯れ言も願っているから

夢見た場所へと願う絵空事少しの奇跡もまだ信じられるから
描ききれずに破れた落書きでも無駄じゃないってそう思えたのさ

全てが思うように描けないと本当はどこかで知りながら
映り行く街でなぞる輪郭描いてるアトリエの中

夢見た場所へとただ足掻くけどあしらわれてどこにも届かなくても
高く遠く揺れる幻だけ見失わないように
夢見た場所へと願う絵空事少しの奇跡もまだ信じられるから
描ききれずに破れた落書きでも色は消えないで僕を映してる