片翼の天使と片羽の悪魔が囁いた。

文字通り、天使と悪魔の囁き。

完全に善ではない。

完全に悪ではない。

中途半端で、無責任な囁き。

その言葉の真偽も意味もわからずに

僕はその囁きに乗るのだろう。

天使も悪魔も、自分だと言うのに。

僕は不安定だ。

欠けたり満ちたりを繰り返す月のように。

でも月みたいに綺麗じゃない。

そこに有るだけで誰かを癒やすこともない。

じゃあ僕は月になりたいのかい?

人に愛され、見られる月に。

月になる意味はあるのかい?

誰にも届かない。月に。

月になれば、天使の囁きも、悪魔の囁きも

聞こえることはないのだろうか。

両翼の天使と両羽の悪魔が目の前に現れるとするのなら

僕はどちらのを取るのだろう。

堕ちる勇気も、昂がる勇気も無いくせに。

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詩です

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投稿日:2014/12/11 19:00:49

文字数:351文字

カテゴリ:その他

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