レッドスピネル

今まで　君と僕は似ているとそう、思っていた
だけどさ　君は僕なんかよりもずっとなにもかもが
どうして　知っていたはずなのに気づけなくておかしいよな
きっとさ　都合よく見えなくなってたんだ自分のために
それなのに　　　　　


こんな感情抱いちまって　そんなことは知らず
君は今でも楽しそうに僕に話しかけてくれるんだ
きっと今は答えるさ　僕が続く限り　
分からなくなってしまったんだ　どうやって歩いてたんだっけ


待ってよ　待ってよ　どこへ行くの
君は　君は　どこまで行くのだろう
僕は　僕は　追いつけないよ
僕は　僕は　気付きたくなかった

君は　君は　遠くなって
いつか　いつか　見えなくなるの？
僕は　僕は　気付いたんだ
僕は　僕に　何もないってことに



昨日のことさ　今までのことを思い出していた
いつまでも　肩を並べていられるのだとそう、思っていた
君はさ　僕なんかよりもずっとずっとずっと先にいてさ
いつもの　耳飾りがなんだかちょっと重くなって
許してくれ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
こんな感情抱いたこと　そんなことは知らず
君は今も僕のことを信頼してくれているのか
きっと今は答えるさ　僕が続く限り
どうにかなってしまおうかって　僕は少し疲れたみたいだ

待ってよ　待ってよ　どこへ行くの
君は　君は　どこまで行くのだろう
僕は　僕は　追いつけないよ
いつも　いつも　君の背中ばかり

僕は　僕は　いつまでだろう
それを　それを　受け止められるのは
もしも　もしも　そんな日が来て
その日　それから　どうなるのだろうか

それでも君がこの手を取ってくれるなら
きっと