また空が灰に染まってしまう
それでも笑っていいかな
誰よりも特別な私は 花瓶に咲く花みたいに
愛されて持て囃されて 飾ることは慣れたものね
どうしても幸せな私に 悩みなんて嗤笑ものね?
微笑みは嫌というほど纏わりついて
人並みに普通な私のことも ちゃんと見てほしい
貶しても 突き放しても 消えてくれない 木偶の坊
正論を誂えた私に 期待という糸が絡み
絆されて当て付けられて 枯れてしまった
空っぽになった心は 冬の風に浮かされて
いつまでもずっと 冷え切って 涙も出なくて
また空が灰に染まってしまう
それでも笑っていいかな
消えてしまいそうな私の声に
気付いてよ 雪が降る前に
掠れた想いを塗りつぶして消してく
そうすれば皆は満足なんでしょ?
我慢して飼い慣らされて
それがきっと人生なのね
好きとか 嫌いは分からなくていいよね
そんなものなければ争わないでしょ
眩しくて目を背けては
何故かずっと消えない
壊れた不確かなこの感情は
どう弄べばいいの?
晒してもきっと否定されるだけ
あぁ もう 消えたいな
水底に落ちて瞼を閉じるの
このまま溶けていけたら…
楽に なんてなれる訳がないから
今日もまた いい子でいるの
何時かしら枯れてしまった花を
それでも綺麗って言うなら
触れてしまえそうなその優しさに
甘えてもいいのかな なんて
憶えてる この感情は…
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