先輩が卒業するのは、来年の春
同期が卒業するのは、再来年の春
私が同じ学年である君と卒業するのも
再来年の春だとばかり思っていたのですが
どんなに泣き喚こうが、叫ぼうが
変えることは出来ないようなのです
今年の夏まで、もたないそうです
私はどうやら、死ぬんだそうです
あまり怖くはないのですが
不安要素が残っているのです
みんなで作った映画の続きは、どうしましょう
私は君に、何と伝えればいいのでしょう
脚本家だというのに、本当に不甲斐ないです
君の前に立つと、いつも言葉が出ないのです
それでも私の話を聞いてもらえますか?
いわゆる最期のお願いです
とてもとてもドラマチックで
とてもとてもリアルな人生でした
「なんで出会っちゃったんだろうね」と笑いながら言える
君に出会えたことが一番の喜びです
だからお別れの時ぐらい、良い画(え)を撮って下さい
いつもは雑用の君が、カメラを担いで下さい
そうしたら撮られるのが嫌いな私でも
笑って君に手が振れると思うのです
死ぬのも悪くないと思えるぐらいに
素敵なショットが撮れたなら
フィルムは好きに捨てて下さい
私はそれで満足です
最後になってしまいましたが
みんなにも宜しく伝えて下さい
君と一緒にこの景色の中にいられた
私はとても幸せです
最後に君を想って逝ける
私はとても、幸せです
【補足】脚本家のラブレター原案
歌詞応募作品の原案です。要はチラシの裏。
応募先:http://piapro.jp/content/j1de9q28jlgmadtp
歌詞:http://piapro.jp/content/ww97bsm0e5cqohmp
大分前に書いた品。全くボカロとか想定してないどころか、
歌詞だと思って書いてません。ただの詩。
こっちはこっちで好きですが。なんて直接的。
私は歌詞にボカロ要素を織り込むのが根本的に苦手な模様ですが、
やってみると結構楽しかったです。
以下、箇条書き。
・「脚本家」って言わせ辛そうです。寧ろ聞いてて違和感あるかも。ごめんなさい。
・こういうストーリー性のある曲が大好きです。
・普段は女王様、お姉様なムード漂うルカなんですが、
この声なら引っ込み思案キャラもいける!と思い、あがり症の子に。
喋るより書くのが好きで得意、脚本書きつつ「君」と一緒に裏方仕事をこなしている、という設定です。
・原本バージョンだとあまりルカっぽくないです。
爽やかで幸福な諦観――うーん、誰が合うんだろう。
決して狂気でなく、素直に幸せな詩なのですが。読み直すとかなりマッドに見える……
・「君」イメージはカイトです。ジャンケンで負けて雑用になりました。
本当は監督かカメラマンをやりたかったのに。この不憫さが好き(何)
・他の制作メンバーもボカロ達で想定するととても素敵な構図になりました。
が、本気で書こうとすると小説になるのでやりません。
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