触れあった温もり 昨日のことのよう
息吹感じてる いつまでもいつまでも
雪解け滲んだ拙い足取り
愛しさ抱き寄せる その身体ごと
「冬なんて大嫌い」絞り出したその声も
人波にかき消された
きみの描く未来に 目を逸らし耳を塞ぎ
愛の紡ぎ方も君から奪った
いつの間に
降りだした雪のエンドロール
流れ消え去るきみを
引き留めることもできずに
白く溶けるきみは美しく
握った掌から零れ落ちたのは
温もりを失った一片の伽の欠片
降りだした雪のエンドロール
流れ溶けてくきみに
夢描いた熱い吐息も凍り付いていく
いつかくる春の息吹に きみは誘われ踊る
ベルの音が彩ったこの街は
蝕む心癒すこともなく
とどかない 届かない とどかない
つかめない 舞い踊るきみを
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