
物静かな君は可憐で
理想を絵に描いたようで
飽きられるとかが不安で
苦し紛れに笑い文句を
カラカラとしゃべっていた
あああ
気が付けば道化師は無言で嗤って
言い切れないくらいほど
温度差を感じた
あああ
溶け出した氷みたいにすべり落ちてく
嘘だってよくて
*******
傍に置いてよ
君を単純だと思っていた
愚かなこの勘違い妄想
造り、造られ、偽って満足したのだろう
君がいない世界は滞りなくぐるぐる廻って
残された僕が残したのは
泣きかれた声だった
重ねたときも分だけ
胸の針がうごかないの
一瞬だけ息をとめて
思い出すのは電話越しの
君の「さよなら」だった
あああ
昨日まで好きだったキャラメルですら
思い出のせいで味がわからないの
あああ
あるはずと思い込んだ
いつもの今日がどこにもなくて
*******
どうしたらいいの?
君を単純だと思っていた
愚かなこの勘違い妄想
造り、造られ、偽って満足したのだろう
君がいない世界は滞りなくぐるぐる廻って
残された僕が残したのは
泣きかれた声だった
00:00 / 03:29
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想