
僕は歩く
煮えるような地上溺れそうになりながら
積乱雲に手を伸ばす
助けてよ
忘れたこと失くしたものとかあったこと
それ自体忘れた
灰色の毎日にかき消されたんだ
そっと思い出の影を掴めば
消えることも知っていた
其処で君が描いてた眩むような藍色
思い出した海の色 揺蕩う光の束
僕は歩く
考えるふりをしてあたりを彷徨う
空の境界を見てたらさ
もう帰る時間
今では色を得た魚だ
快活こそが善さね なんて
手放しに喜べる人生が良かった
ずっと探していたんだ
夢の中を泳ぐ魚みたいに
其処で君が描いてた眩むような藍色
思い出した海の色 揺蕩う光の束
束の間の幻影か
青い空に君を見た
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blue shadow
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