水の砂漠 Inst
ポケットに入り込んだ砂漠の砂を払う
飛行機雲が行く巨きな月の真昼
空っぽの瓶に注ぐ水に空は歪む
一握の衣ひとつ只深く息をする
春風に錆びた船へ幾つ星が飛ぶ
その跡を探すだけの旅に君と行く
風になだらかな丘の足跡は消えてゆく
僕ら此処で生きていたという証も無く
追憶はもういらぬ 明日は此処に無く
いま柘榴の実のなる湖の影広がる
陽炎に黄金の屋根の町は遠く
その塔の天辺へ夕日は燃える
宵風に覚めて布へ体を放り投ぐ
指の当たる距離に君の息は小さく
ただ星を数え鳥となり月の夢を見る
僕らの上を金星はしづかに昇りだす
もっと見る
コメント0
関連する動画0

ご意見・ご感想