ドブ探検をする二人
「どこか遠くへ旅に出よう」
二人 大きなドブをたどって
君はいつも 先を行く
ゆっくりゆっくり 後を追うが
また 見事に落ちた
あー また 足を引いてばかり
ドブの川の 不思議な旅へ
いつでも私を 連れていって
見慣れた場所 見飽きたものも
いまはちょっと 楽しくなる
ドブの先の 隣の街へ
いつかは私も 連れていって
ひとりだけじゃ見えないものが
此処にそっと 隠れていた
いつか ゴールへ着くとはずと
何度も落ちた 道を歩く
なのに 君の転校を知った
ドブの川の その向こうへと
ねえ 連れていってよ
もうこの 続きなんて無いの?
ドブの川の 不思議な旅へ
いつでも私を 連れていって
見慣れた場所 見飽きたものも
いまはちょっと 楽しくなる
ドブの先の 隣の街へ
いまから私も 連れていって
ひとりだけじゃ見えないものの
もう少し 先まで
君を乗せた車が
走り抜ける音がした
ドブ川が 近道だ
どうかどうか 間に合って
些細な勇気
でも不向き
すぐに落ちた
なんで……!
もう何も 残ってなんかいない
そんな気がしていた
全部無駄な 時間だと
ねえ また 背中が見えた
君と旅していた 過去の
ドブの川の 不思議な旅へ
もう一度私を 連れていって
見慣れた場所 見飽きたものも
いまはちょっと 嬉しくなる
ドブの先の 隣の街へ
いまから私も 連れていって
ひとりだけじゃ見えないものが
もう此処にはなくても
夢の終わり 知らない場所へ
かつての旅路の その向こうへ
泣いていても 汚れていても
そっと つないでいた手
何もできない 役にも立てない
今だけは それを忘れたくて
やがて先の 未知なる場所へ
ついにドブの 終わりへ来た
遠くで君の車の背
小さく手を振るよ
ありがとう
バイバイ
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