【レン】
微睡む瞼開けて
寝惚けた目で糸なぞる
届かない隔たりをつなごうと赤い糸紡いでる
いつまでも
【リン】
前髪上げヘアピンして
行こう
私達が歩む行く末がずっと明るく照らされ続けていますように
鳥が囀る今朝道中

【レン】
甘くて苦いものは何？
それが恋 知ってたでしょ
年頃の僕は君の顔確かめていた
【リン】
下らない！答えられない！
ことだってあるよね
ツンツンしてるのに知らん顔

【レン】
それは君の奥の奥で鳴りを潜める辛い想いを飛ばす呪いがあるのならなぞなぞで解くよ
【リン】
秘めた想い知られぬように耐えていたの筒抜けで
頭の中向き合って独り悩んだ末に泣きじゃくっていたんだ
ただ助けてって言えば良かったのに私は
素直になれなくてごめんなさい

【レン】
黙り込んでしまわぬように指切りをしよう
君の痛みは僕の仇だから
追い出すからさ
【リン】
ただ助けてって言えば良かったのに私は
素直になれなくてごめんなさい

【レン】
恍けた顔していてもお見通しだよ
幸せはどこからやってくるのだろうか？
【リン】
初めもどかしかった心も軈て許し出して
今掛け替えない人だと知ったんだ

【レン】
紡ぎ続ける糸の橋に心を繋ごう
【リン】
乗り越えた暁には笑顔が込み上げてくる

【レン】
言葉に出来ないことも伝わるように
【リン】
茨のように尖る糸も元通り
ありがとうね



【レン】
世の中は常に山と谷だらけだからさ
独り善がりじゃ転げ落ちてしまうんだ
赤い糸括って命綱にしよう
心強い味方になれるから大丈夫
【リン】
いつものように振る舞えないかも
あなたがいる時が掛け替えのないものだと気付いたからか
恥ずかしいという気持ちが前のめりになって近づけないんだ
答えは知っているのに

【レン】
悩みの種といえば君との距離感がチグハグなことで
なぞなぞをまた捏ねくり回してるだけ
【リン】
今、前に立ち開った問い掛けに戸惑う
心で頷ける言葉を探しているけれども

【レン】
見違えるように花開いた君の顔をもっと僕に見せて
言葉だけじゃ足りなくて覚えてる事だけじゃ足りなくなって
君と僕とは違う運命なんだね
遠くなって
【リン】
貴方に無いもの私は見つけたよ
そして沢山の宝物達を共に見つけよう
大切なこと君から学んだよ
だから共に手を取って歩みたいんだ
いつまでもね

【レン】
その時赤い糸が僕らを結んで向かい合わせになったら
二人の手と手を繋いで一つに
【リン】
どうして貴方はこちらに向かって来てくれないのでしょう？
歓びも哀しみも私達は乗り越えられるからさ