キマイラ(offvocal)
打ち付ける雨 拭いもせず
打ち棄てられたこの身を呪う
痩せ衰えた野良犬の死
多分この生命も大差は無いだろう
震えているのは 熱のせいじゃない
身体の奥で飢える 忌むべき獣
心散り散りに 繋ぎ合わせた身体に宿るはキマイラ
赤く塗りつぶせ 弄ばれた生命の行き着く先の深淵
切り刻まれたこの身一つ
燃え尽きた後に残るのは 痛み
地獄ならこの胸に 祈りなら犬の餌
怒りと裏腹 ひどく冷えてゆく心
夢も散り散りに 掌をこぼれ落ちた 僅かな温もり
赤く染め上げろ ここから見える全てを目茶苦茶にしたいだけ
刻まれたナンバー 紛い物の証
身体の奥で吠える 悲しき獣
生命散り散りに 解き放たれた身体を貫く歓喜よ
赤くただ赤く 怒りにただれた心 崩れ落ちるまで
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