私は、一人で生きてきた。

誰も信じることなく生きてきた。

けれど、本当は、人を信じたかった。

信じてみたかった。

一人は、とても悲しかった。

この世界に自分を必要としてくれる人は、誰もいないとそう思った。

そう思えば、楽になれた。

そうすることで、自分を守った。

まるで、怯えた動物のように。

一人なんて、いつものことのはずだった。

でも、一度孤独から解放されれば、そこに戻るのは、

とても恐ろしく、怖くなった。

私を、暗闇から出してくれたあなたはいつの間にかいなくなっていた。

まるで、最初から存在しなかったように。

けれど、確かにあなたは私の側に居た。

それは、揺らぐことのない事実だった。

私に希望をくれたあなたは、一体、何処に行ってしまったのだろうか。

あなたは、私を、孤独から出してくれた。

だから私は、今、此処に、こうしている。

私は、あなたを待とう。

待ち続けよう。

それが、

私を、助けてくれたあなたへの

せめてものお礼になるのなら。

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孤独

昔書いて、放置していた詩っぽいやつ。
暗い?かも

閲覧数:28

投稿日:2008/07/11 17:30:49

文字数:451文字

カテゴリ:その他

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