GARDEN

オリジナル10曲目です。

ミックスやりなおしてみました。


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白い雲がゆっくりちぎれて流れてく
暖かい風の中に混じる
むせかえるような花の香りを
僕はたしかに知っていたよ

いつからか繰り返し同じ夢を見ていた
差し込んだ木漏れ日が
眩しすぎて手をかざしたときに
かすかに響いていた　僕の名前を呼んだ
その声をふり返り仰ぐ

遠い記憶の中の懐かしい風景は
折れ曲がった光が彼方に映す幻影のように
どんなに追いかけても近づくほど離れて
その距離は果てしなく遠く

見えない力で鍵をかけられて
ここで永遠に守られる物語
どこまでも続く世界の広さを
推うこともできないまま

忘れかけていた　遠く幸せな
過去のような時間から覚めかけた
まどろみの中でふっと気づいた
僕はいつしか泣いていたんだ

どこからか聴こえてた
誰かの優しい歌は
手のひらに落ちてすぐ　
儚くとけてゆく雪のように
少しずつ冴えていく僕の意識の中で
輪郭を失って消えた・・・

この世界すべて移ろいやすくて
本当の姿を隠してるから
また目を閉じる いつかもう一度
あの旋律に出会いたいから

明日の行方を静かに照らして
やがて七色に分散してく光
いつまでも続く甘い束縛を
今も逃れられないまま

閉ざされた扉　その向こうにある
花の香りが満ちるあの場所を
忘れられなくて　求め続けてる
朝もやの中を彷徨いながら