とある境内の御伽
今宵は月の影で鈴を鳴らす
生きとし生けるもの いざ此処に集え
拍手喝采 踊り下駄を鳴らし
今此処に迎えましょう 透明な君の色
姿見えずとも 声が聞こえなくとも
一二三の合図で踊りましょう
此処にはしきりなどない
君が世界の神様になるなら
僕は君だけ 君だけを守るから
鈴の音の後 消えてしまう境内
これは僕と君だけ知る御伽
今宵は君の帰りを待っている
時間が過ぎていくこと 戻ってこないこと
君は宙を舞い 神楽を踊りました
鈴の音遠ざかるのが 分かってしまいました
僕には君を 追いかける資格も
ないんだって ふざけてる道理
此処には必要ないんだ
声よ言霊 消えることないまま
聞こえてますか 君にはない鼓動
何もかもをなぎはらってでも
君がいるなら怖くないのにな
運命だとか 道理だとか
知るもんか僕は僕のまま
世界を守る君を守る
これは君が 神様になる前
人知れずに泣いていたっけな
どんな人でも 1人は怖いから
せめて2人で お祭りの鐘が鳴る
宴終われば 世界は閉ざされて
これは僕と君だけの境内
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