「SNOW」

おはよう　ささやかな　朝が来て
恥ずかしげに　微笑む君
ありがとう　つぶやき　キスをして
もう一度　抱きしめあう

白い息を重ね　手をつなぎ歩く
誰かと何て単純に憧れてた夢の中で
少し季節はずれの雪を見つめた
寂しげな君の瞳

遠回る雪　　かすみぼやけていく景色
見つめた　手のひらに　落ちては涙と変わる
温もりはまだ　思い出と溶けぬように
凍えながら　つもる雪を見つめている

嬉しかった　最後に　君と会えて
笑えるほど　幸せだった
ありがとう　泣きながら　キスをして
もう一度　抱きしめあう

白い息はこぼれ　手を握り締め歩く
終わったのかな　と呟くのは過去の夢の中で
少し季節はずれの雪を見つめた
行き交う車に映る僕の瞳

泣きながら　ただ　環七を一人歩く
今はもう　愛してる　それさえも君の重荷
過ごした日々を　思い返すのも一人
凍えながら　登る朝日を見つめている

いつかまた　ただ　憧れた夢の中で
ゆっくりと　降り積もる　時を過ごせたとしたら
僕らが見てた　これまでの　景色全部
思いながら　微笑み　空を見上げてる

遠回る雪　　かすみぼやけていく景色
見つめた　手のひらに　落ちては涙と変わる
温もりはまだ　思い出と溶けぬように
凍えながら　つもる雪を見つめている