花浅葱、君は揺蕩う海月と踊らないINST
君が塞いだ呼吸が
また浅く鼓動を
囃して呻いていた。
夏に咲いた詭弁の向こうに
ただ揺蕩うこと
気づいてたんだね。
星が降った淡い群青に
君だけをずっと想っていたんだよ
戻れないのだなんて君は
初めからずっと分かっていたんだよね。
放課後、君からの着信
震えた声、バレていないかな。
ことしの花火も見に行こう、
だなんてさ
無邪気に笑う
電話越し、君の声。
駅の改札、待ち合わせの時計台
無理してきた浴衣。
あんまり、似合っていないな
突然、君が声がして
綺麗だね。って
笑う顔にまた僕は踊らされる。
あのね花浅葱。
星が降ったようなこの夜に
君と二人で夏に恋に落ちて繋がれていたいんだよ。
気づいてないかな。
いっそこの心も見透かしてよ
星が巡った夜に透過していた
夏が終わって仕舞う。
聞いて、花浅葱
この瞳の奥はこんなにも
咲く花火に揺れる様な恋に見惚れてる。
ねぇ早くその声で
僕を抱きしめてほしいんだよ。
気づいてよ
あの樹の桜が吹雪いて仕舞う前に
教室、楽しげ笑う君。
隣にいる
あの子は誰だろう。
ほんとはどこかで君のこと
わかってた。
でも,もうちょっと気づかないフリをさせて。
いつかその手を掴んだら、
君が迷って仕舞う事、分かっていたのに
何度も何度も何度でも
君を思い出してきっと縋ってしまうんだ。
どうしようもない、この気持ちも
君だけに少し気づいて欲しいんだよ、
あの花火が散った時、また僕は一人になる。
咲いて、花浅葱、
僕はきっと憂いで仕舞うから
冷めた夜に君はいつか僕にやさしくしたんでしょ。
わかってたんだ。
きっと
このままじゃいられらないんだね。
君と二人でなんて
そんな想いも
忘れてしまおう
凪いで、花浅葱
この呼吸も君に塞がれて
唯、壊れて、崩れてった夢を見た。
ねぇいつかこの声が君に届かないかなって
『ごめんね...」
涙を濡らした、答えが宙を舞う
君が振り返って笑ったらきっと
あの日の言葉も悔やむこと
何も伝えずに終わること
気づいて仕舞う前に
忘れていたかったの
言えなかった。言わなっかた。
息が苦しくなる。
あのね花浅葱、
あの月のような君の目に。
また絆され、
君の所為だなんて言えなくて。
ねぇいつか、この声が君に届かないかなって
ごめんね、まだ忘れられないみたい
あのね花浅葱。
この青い春が溶け頃
君の隣で
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