十字架の剣 -Meaningless Words: Setsuna version-

http://www.nicovideo.jp/watch/sm11323932

A1)
破壊され　廃墟と化した世界のなか
胸元の　十字架を契り
目を閉じ　祈りを捧げる　少女が一人

嘆く前に　立ち向かおうと　開く瞳も
涙に塗れて　視界歪む
嗚咽ばかりが　その場に響いて　虚しく

B1)
祈りの言葉も力を持たず
戦いだけが　確かな命を繋ぎ
倒れ伏す人々の　冥福祈っても
躯が　語ることは
積み上げる　棺の数
十字を切るたび　涙枯れ

C1)
此処は地獄　それとも天国
乾いてく　心は次第に
快楽の影に包まれ

泣いて　笑い　壊れて
綺麗な言葉　求め　砕けて
闇　育つ倍々に　影は濃くなり
舌なめずり　その唇に

サビ1)
言葉は必要(いら)ない　意味も亡くし
絶望が支配する

見放された子羊
今は　堕ちた　ジャンヌダルク


A2)
破壊され　廃墟と化した世界のなか
胸元の　十字架を千切り
残さず言葉失った　少女が一人

足元に乱暴に転がっている　
罅割れた聖女の像を踏みしめ
落ちた十字架　剣と変わって　闇を呼ぶ

B2)
振り下ろすのは正義であろうか？
答えを述べる言葉　何処か遠くへ
虚ろな目映すモノ　廃退しきって　ほら
鈍色　光る剣
救えると　信じた希望も　
何の道汚れきった断罪の声

C2)
何処が上で何処が下なのか
反転し　わからなくなって
世界の闇に呑まれ

何が善で何が悪か
血を浴びるたび　見えなくなって
今　心売買して　聖女は魔女に
舌なめずり　味を楽しみ

サビ2)
言葉は必要(いら)ない　意味も亡くし
絶望を支配する

愛すること　忘れて
今は　堕ちた　ジャンヌダルク


B3)
折れた翼を引きずっても尚
剣を振るって叫び　響く咆哮
叫んでも　届かない　気高いこの心
言葉を　紡いでも
言の葉は　ひらりとかわして
愚かなジャンヌダルク　嘲笑う

C3)
言葉呪う　理解も出来ず
意味のない　声を発して
助けを求めてみるけれど

血塗られた両手　愛おしく
飲み干す毒も　甘い果汁
だから世界bye-bye　別れを告げて
己が進んで　闇を身に纏う

サビ3)
言葉が必要(いら)ない　意味もない
絶望の世界で

愛す心　鎖したまま
焔　炙られ　魔女裁判を