世界とアニマの乖離／巡音ルカ (off vocal / 歌詞)

しゅがき

生み出す言葉も心も
アニマを紡ぐ箱舟
繰り返す生と死の
詩を共に奏でよう

生まれ落ちたこの世界の形と
僕らの心とゲノムはズレていた
苦しむことが当たり前の世界に
慣れきった僕たちは首を絞めあった

「今願いが叶うとしたら
苦しむアイツの顔がみたい」
消えて、消えてと願い合う愚かな
ヒトの築いた虚像-ゆめ-

信じた言葉も願いも
いつかは枯れ果て廃る
祈るだけの愚かさが
悪意を産み落とす
堕ちていく望まない世界へ
苦しみ苦しめ合いの満ちた
負の無限廻廊

流れ着いたこの世界の片隅は
"正しい"法律を押し付けあっていた
"正しさ"と言う自覚のない狂気に
侵され血を流しあった
"正義"を信じて

今掲げた旗を降ろせば
流れる血は減るのだろうか？
いつか、いつかと惰性に満ちた祈りが
ヒトの本質でしょう？

下した正義も断罪も
驕る人の愚かさよ
裁く権利を与えたのは
神と言う者なのか？
溺れていく不自由な世界へ
歪んだ正義で裁き合う
それが人間なのでしょう？

今苦しむことで
ヒトのアニマを感じる

生み出す言葉も心も
アニマを紡ぐ箱舟
繰り返す生と死の
詩を共に謳おう

信じた言葉も願いも
いつかは枯れ果て廃る
祈るだけの愚かさが
悪意を産み落とす
堕ちていく望まない世界へ
苦しみ苦しめ合いの満ちた
負の無限廻廊