忘れかけた匂い 芽を避けて触れても
喘ぎだしたこの身体まで 濡れてゆく
あふれる理想も 足りない不安も
粗悪に浸って 白羽に願って
追憶の中 侵されていた顔
混じりのない 笑みを
嗚呼 僅かな欠陥
ずっと胸に絡みついて
生命の雑音
無駄に遠のいた
廻って 迂って 生き違えて
晴れないまますぐに消えた 醜い花よ
変わって 庇って 枯れ果てても
すべて受けて 暗い空の過去
哀で描いて
捜した負担も 刺激が無くて
強がった声 無意味に繋いで
僅かに光る 記憶の中の名を
失っても 耐えて
流した造花 解けて泣いた
嗚呼 飾って 創り出した
「立てないけど、側にいてよ。」 古びた土で
笑って 笑って綺麗に咲いて
せめて 老けて辛いただの葉を
愛で裂いて
Wither flower 嗤って
Like a flower 笑って
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