僕ら枯れ果てた湖に
二人愛を育んだ
ただ眠っていたようだ
萎んだ風船のようだ

僕ら満ち足りた感情に
二人呼吸を詰め込んだ
ただ何処かへ　何処かへ
吹かれて行けますようにと

「どうか忘れないで」

夢で会えたら
貴方に触れられたら
割れてしまいそうな心の奥の
優しい温もりを
夢で会えたら
貴方に捧げられたら
零れてしまいそうな空気を
ただ貴方に　貴方に

　
僕ら空気を吸い込んだ
キスで口を縛り合った
ただ眠っていたかった
歪んだ風船のようだ

僕ら手を離せなかった
貴方は砂になった
ただ何処かへ　何処かへ
風に乗って　音に乗って

夢で会えたら
貴方に触れられたら
弾け飛びそうな心の奥の
切ない祈りを
夢で会えたら
貴方に捧げられたら
胸にあるすべての空気を
ただ貴方に　貴方に


「どうか _ _ _ _ _ 」

夢で会えたら
貴方に触れられたら
割れてしまいそうな心の奥に
仕舞った涙を
夢で会えたら
貴方に捧げられたら
忘れかけていた呼吸を
ただ貴方に　貴方に


夢で会えたら
貴方に触れられたら
夢で会えたら
貴方に捧げられたら

割れた風船が
色褪せた涙が
まだ壊れないこの愛を
ただ貴方に　貴方に