いくらでも チャンスはあったんだ
ただただ それを見ないふりして
無様に負けるのは ゴメンなんて
鼻で笑って 保ってたよ
「成功する10の秘訣」だとか
「失敗しない習慣」だとか
何を恐れているのかさえも
わかった気になって 部屋にこもる
あのとき あの瞬間
声出し 手を伸ばしたら
どうだった?
走り出す いま全速力で
なりふり構わず 駆け出してゆく
「今更」や「どうせ」なんてことを
この先 考えなくていいように
五分前 怠惰にふける僕に
「どうせ無駄だ」って
笑われたっていいだろ
嗚咽に近い息切れを持って
その手が掴む 輝色の糸
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