人植物／緑操

よかった、そう言って頂けると一安心です～。「芸術系の裸と卑猥用の裸の違いってなんなんだよもー」と悩みつつ投稿してしまったんですが、なるほど、視線と表情ですね！確かに、結局人は体よりも表情、相手の心の方を見ていると思えます。エロスを発生させるためには、エロスの表情でなければならないのですね。とりすましてる表情がグッとくる、などの例外は、目的の違いなんでしょうね。
さび付いた柵も、そこに乗せている手も、足も水面も、力を入れたところであり、そこにまず視線が行ってくださるというのはとても嬉しいです！くまなく見ていただけただなんて…光栄の至りです。絵は普通まず人物に目が行くことが多いと思うのですが、そこであえて、周りの状況に目が行かれるというのは、植物と人の融合である人植物では、最高に嬉しいです。ちなみに蔦も力入れました。自然かつ奇妙になりますようにと。いっぱい見ていただけて嬉しいですvvv
そう、人間じゃできない、のんわりとしてるのにしゅるしゅる進む、そんな時間を蔦やKAITOで描きたかったんです。躍動的植物も大好きですが、この静かさは、自分の人植物の基調なのかもしれません。
こんな変な方向に走り始めている絵をご覧くださり、ありがとうございました。そして、いつもコメントありがとうございます！！元気でます！

　卑猥な絵の場合は大概視線と表情で挑発される要素が出ると思います。デッサンのヌードモデルとグラビアモデルの違いは表情だと思いますしね。その点を踏まえますと特にエロス的に挑発は感じないような気がします。さび付いた柵においている手や足を沈みこませている水面の方に視線が行って、くまなく見た後にようやく肌着の合わせ目とかに気づきましたが、絡まる蔦の不規則さがリアルさを出していて、そっちの方に目がいきました。脱力したような様子が、躍動感とは無縁そうな「植物的」なものを想起させます。緩やかに、しかしだが確実に変化していく。植物が見せる奇妙な時間感覚を覚えるような不思議な絵をありがとうございました。