雪見ダイフク

拝啓、貴女様。
重ね重ねお伝えしたいことがあります
私は　貴女のことが―――
桜舞う春のこと
私は貴方をお見かけしたのです
貴方は無邪気な笑顔で桜と共に舞っていらっしゃった
可憐に　優美に　しなやかに
私はその姿に　一瞬にして心を奪われ
そして　貴方の虜となったのです
名も身分も分からない貴方...

獣達が覚醒する日の夜
さぁ 我も覚醒しようか
「もし そこの甘美な香りのするお嬢さん
私と一曲いかがです？」
何も知らない愚かな淑女(オンナ) 我の瞳に捕われ
我の下まで舞い堕ちる
踊り狂う淑女をそっと引き寄せる
淑女は悦楽した顔で 我に呟いた
「　　　　」
それを合図に 我は淑女の首に歯をたてる...

It's crazy heart...

幸せの華は　すべて摘み取って
君の花畑を　悲しみという華で埋め尽くしてしまおう

君の涙
それは　『俺』を奮えたたせるモノ

君の総てを　俺の腕の中へ…...

何度も何度も
近道をしようとした
けれど
結局はここに戻ってくる
きっと神様は
ここから飛べって言ってる
それは
僕達に与えられた試練
昔とは違う薄汚れた服を着た僕達
神様の与えた試練の意味を　僕は探すよ...