切羽つまり

１．
（Ａメロ）
「冬はつとめて」なんて嘘っぱち
真冬の朝　布団から這い出るだけでも重労働
（Ｂメロ）
嫌々ながら起きあがる　昨日も今日も、きっと明日も
ぬるくなったコーヒー啜って　窓の外を見て　ため息をついて
（サビ）
曇ったガラスの向こう側は　ここよりずっと寒いよね
「いってきます」　無人の部屋...

（Ａメロ）
味気ない空　灰色の道の真ん中
少女は彷徨う　気だるい熱に引きずられて
遠くから香るむせ返るような匂いは
甘い道しるべ　辿る先はお菓子の街
（Ｂメロ）
明るい着色料の電燈グミ　散りばめて
何万もの　板チョコビルが生えているの！
ケーキの影から　現れたお菓子人間の群れ
飴玉目玉を光らせて　彼...

ピコッ　どこか遠くから
ピピッ　電波受信中　
ピコッ　解析を開始
ピポッ　あふれ出す　データ
知らない場所の　メロディ
知らないキミの　気持ち
キミの知らない　ボクへ
キミを知らない　ボクに
電波に　乗って
飛んでいく　便り...

１.
お願いマスター　目をさまして
モニターの向こう側　妄想・現実　混濁した目
私は機械で　あなたは人間
モニター隔てたこの距離は　ちょっとやそっとじゃ縮まらない
妄想は程々に　諦めって肝心よ？
それなのに　それなのに
マトモに恋愛できない癖に　作曲するは恋の歌
出来ない故の憧れか　最初はそう思って...