ユの人（※プロフィール参照）

1
浅い夢の中　あなたが消えて行く
白い肌の上　熱を残して
まどろみの中　重ねた手が
冷えてく時間　まぼろしを見る
うつろな目
偽りに彩られた　愛の言葉を
繰り返しては夜を過ぎる
古びたランプ　揺れるように
かすかな　灯火...

（サビパート＝B）
B
うすべに色の　くちびる触れて
あなたの言葉　ひそかに消えた
いとしい睫毛　閉ざしたままで
あなたは僕に　そっとキスした
A
遠く響いてる　祈りの讃美歌が
ふたり包んで　
花のように　かすんでいく　静かな時間...

1A
朽ちてく身体に痛み止めて
鮮やかな色のドレスまとう
渇いた喉には焼けつく酒を
飲み干し潤い得る
1B
あなたを待つ時間が
とても退屈で眠いのよ
会えない　ただそれだけで
わたし心壊れてく...

1A
赤い爪　切り裂いてく
素肌の熱　溶けて
1A-2
青いシャツ　乱れてく
いとおしく髪撫でて
1B
境界線　混ざり合って
汗の香り　部屋に満ちる
どんな願いも叶わない...

1A
痛む傷口舐めて　唇拭う
最後に交わしたキスの味　錆じみて
1A-2
愛してるとか　そんなのどうでもいい
どれほど快楽をくれたかが　すべて
1B
夢見る睫毛は　いまだ覚めない眠り
あなたの温もり　ただいとおしむ
1サビ...

1A
降り積もる雪が視界を隠す
佇むきみの姿が消え
俯いて微笑むわたしの顔
涙も隠れて見えないだろう
1B
愛してるんだ　今も
だけどもう一緒に歩いて行けない
1サビ
悲しい　愛しい　抱きしめたいよ...

1A
弾ける胸の火花が散って
拡散する炎の花
今駆け出した　アンテナ捨てて
大地を蹴る　私の足
1A'
蹲ってちゃ何もできない
広い荒野に踊り出す
標（しるべ）は何もないけど
熱のまま...

1A
三日に一度は呟いてる
「死にたい」　（シニタイ）
部屋の中はダストシュート
めんどい　（メンドイ）
1B
これがあたしの人生なの？
面白くない　つまらない
ハタチを過ぎたら何かあるって
子供の頃　信じてた　のに...

1A
ふわふわと　まどろむ朝靄の中
きみの肩　静かに震えている
初めて同じベッドで過ごしたね
何を考えていたのだろう
1B
他愛ないお喋りや
ふたりで手を繋いで歩いた時間
もう引き返せないよ
たった一夜の衝動じゃない...