やうみ

酷くどす黒い朝　　何で夜じゃないの？
溢れかえる生き物　何で死んでないの？
自分の首を絞める　何で苦しいの？
君が呆然と見てる　何で泣きそうなの？
発散する愛情・収束する視界
膨張する愛情・収縮する視界
君以外考えられない　　　世界が黒くなる　嗚呼
でも君の幸せは何処に　　私はあげられない
私と一緒...

木の葉が落ちる秋の日　風が少し寒い
君が生れ落ちたその日も　こんなだったのかな
僕が生まれた時は　もっと寒かったな
何で泣いてたんだろう　何でなんだろうね
悲しいことがあったのか　嬉しかったのかな
その時のこと何一つ　覚えていないよね
その後のこと　これからの人生　僕と出会うこと
一つも知らず　何一...

暖かな木漏れ日　そよぐ柔らかな風
隣にいる貴方　幸せそうな寝顔
おやすみなさい　忙しさや疲れを
総て忘れて　今はただ深く静かに
おやすみなさい　どんな夢を見てるの？
貴方の夢が　願わくば穏やかに
暖かな木漏れ日　そよぐ柔らかな風
隣にいる貴方　幸せそうな寝顔
隣にいるわたし　声は柔らかな風
幸せな気...

伝えたい思いなんて
持たないまま叫ぶ声
何一つ持たない　空
中身空っぽ何もない
嗚呼
だからこそ歌えるんだ
マスターの想い言葉
なんでもそのまま歌う
マスターの想い自体
伝えたい思いなんて...

たとえば明日で世界が終わるなら
そんなことが分かったら君はどうする？
なんてありもしないこと考えたり
でもあり得ないなんてどうして言える？
それが終わりなのか始まりなのか
誰にも断言なんて出来ないよ
終わりが始まりってことなのかすら
始まりが終わりってことなのかすら
どうして断言することが出来る？
...

荒野を彷徨うただ一人の連れもなく
彼の目に映る世界は黄昏の時代
あなたは何処を、何処を見てるでしょうか
この世界は神に見捨てられたのに
ただ何を嘆くこともないその人
一人彷徨う孤独な人
「この世界はこんなにすばらしい場所だよ
　　そして僕らは今この場所に生きてる」
荒野を彷徨うただ一人の連れもなく
...

暖かい光も静かな水流も
鳥も虫も全部絶える時がいつか
その時はあなたも遠い遠い場所に
その時に私はどこにいるでしょうか
命が一つ絶えてそして　何かが生まれてくるように
やがてはあなたも消え絶えて　新たな誰かが生まれるわ
永久なるものなんて何処にも　見出すことなど出来ないの
どれ一つ永遠を持てず　やが...

霞む世界　揺れる視界
たゆたう音　透き通る陽
待ちわびたその日　あなたはいるかな
世界が終わるの　始まりのその日
約束のその日　あたしはいるかな
世界の始まり　終わりのときなの　

鏡に映る　あなたは誰？
わたしにそっくり　歌ってる顔まで
鏡の向こう　すぐそこなのに
声が聞けない　触れないの
目を覚まして　鏡を見たの
映ってたのは　誰かの姿
これがわたし？わたしの姿？
あなたは誰？あなたはわたし？
鏡に映る　あなたはわたし？
歌う顔まで　わたしにそっくり...

鏡に映る　そっくりな人
歌う顔まで　そっくりな君
こんなに近く　すぐそこにいる
けど届かない　そこにいるのに
目を覚まして　鏡を見たら
そこに映る　誰かの姿
僕はだあれ？　映ってるの僕？
君はだあれ？　君は僕なの？
鏡に映る　そっくりな君
一緒に歌う　顔までそっくり...

青い空　過ぎる綿雲
どこか遠くで　響く鐘
空で踊る　かわいい鳥も
いつかどこかへ行くのかな
綿雲はどこへ行く？
踊る鳥どこに行く？
歌を歌うわたしはどこに？
皆と一緒にいけるかな
暖かい光のような
悲しみの雨のような...

君を呼ぶ　僕を呼ぶ
誰が呼ぶ　誰を呼ぶ
さよならさよなら
流れる声　歌
いつかまた会おう
消え行く君　街
いつかまた会えるかな
いつかまた会いたいな
いつか会えるといいな
いつかまた会えるよね...