
曲を聞くのが好き。ときどき作るのも好きです。
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投稿作品27作品
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大きい猫は小さい犬より大きいの
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舞ってるうちに
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プラットホーム
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こんな天気にはきみは中庭に
道具を運んで磨いているはず
開店までにはまだ時間がある
静謐なときを侵すものはない
あの日きみがかけてくれた
その言葉は突然すぎて
もう一回わたしを見つめてほしいよ
瞬くリズムが消えてく前に
もう一回わたしを見つめてほしいよ
煌めく日差しが舞ってるうちに...舞ってるうちに
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楽しい家
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右側だけ髭を生やしたハーピスト
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変わることは罪という気がしてた
危険を知らせる声が遠のいた
戻りたくないわけではないんだよ
時間に抗うことに疲弊した
湿った空気がきみを撫で下ろす
音の聞こえる感じがよみがえる
右側だけ髭を生やしたハーピスト
ただきのうの空はもう消えている
その矛盾がいまきみを襲う
ほどいてみろよと声がした...右側だけ髭を生やしたハーピスト
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魚も降ってきそうだね
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陽に輝く海が気持ちみたいに揺らぎはじめた
砂の放つ熱が体全部に張りついてきた
いつもきみのそばにいるのは自然なことだった
いつかこんなふうになるとは想像しなかった
だからそんなふうに見つめないで
魚も降ってきそうだね
ちょっと落ち着かせて かまわないで
魚も降ってきそうだね
きみが腕に巻いた時計の縁...魚も降ってきそうだね
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どうして空は青いのだろう
きみに聞いたらわかるのだろう
どうして人は怒るのだろう
きみの答えは返ってこない
きっときみは助けてくれる
知っていながらどこかで心を侮っていた
きみが置いていった電子回路だから
早く食べよう
ほんとうの気持ちを誤解していたから
全部知りたい...電子回路
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話してほしかった二人で決めたかった
きみがそう言うとわかっていたから
もしもきみが行くなと言ったとしても
気持ちには揺るぎがないよ
シーツに溜まった靄はのぼるのか
降りるのか気配は乱れる
気に入らなくて結構
そんなことのために走ったわけじゃない
気に入らなくて結構
たらればの話にはいつも切りがないけ...気に入らなくて結構
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明日早いからと
追われるように席を立った
先週同じことを言った
きみはなぜかはっとした目をしてた
きみを裏切ったとか
裏切られたとか
理由があれば簡単だったけれど
見えない壁はもう消えてくれない
嫌いな声なんて
どこにもないよ人が嫌いなだけ...きみははっとした目をしてた
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ディテール分度器 (Acoustic)
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あの日丘から眺めた暗い空一筋白い星が流れたね
こっちじゃもう見えない
見えないはずの暗がりできみを探したのは
木霊してた歓声が急に遠ざかったから
ここの空を見上げてもいつか習った星座たちばかり
ほかの星はまるでなかったことにされちゃったみたい
そっちにあるのにこっちでは見ないものなんだかわかる?
す...プラットホーム
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楽しい家 (Acoustic)
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あーちゃんちに四年生のとき猫がいたね
高校生のあーちゃんはでも犬を連れてた
眠たそうな目で縁側のそばを散歩してたね
実は畳に紺のインクをつけたのはぼくさ
思い出せない大きい猫は
小さい犬より大きいの
答えてほしいよ大きい猫は
小さい犬より大きいの
あーちゃんちに四年生のとき猫がいたね
高校生のあーち...大きい猫は小さい犬より大きいの