天から
　
　　　華　

　花

　　ハナ

誰が降らしているのか
または、自分が降らしているのかわからない

ただ泣きたいと思ったけれど
ここでは泣いてはいけないと、誰かが言った

ソレハダレ？

泣いても良いよと、誰かが言った

ソレハダレ？

目の前に立っている人さえも
誰であるかわからない
けれど、不器用ながら慰めているのがわかる

そう・・・それだけがわかる

頭で何も考えられない
つい先程まで考えていたことさえもワカラナイ

泣けない私をゆるして

みんなの前

あなたの前

　で泣けない私を許して

この小さな心をあなたの言葉を許してしまったら
多分泣いてしまう

けれど、それはいけない

もうちょっとこの余韻に浸りたい自分
この余韻から抜け出したい自分
あなたの慰めを許したい自分

もう、ちょっとで終わるから
いつものワタシにいれるから

そしたら、目の前のあなたに笑顔で
いつものワタシに戻れるから

泣けない、小さな強がりのワタシ