冷たい朝の凍った様な空気が
窓を開けて怒鳴り込んで来る

 私は
  そんな慌しさをぼんやりと眺めていた

ブーツを履いて鞄を肩に掛ける間
窓の外が騒がしくなる

 私は
  そんな慌しさをぼんやりと眺めていた

近づく季節の終わりなのにずっと何かを抱えたまま

 例えば過ぎ去った時間の中で同じ夢を見ていた
 私は
  迷っているばかりだけど
 まだ明けない何処か遠くの空で涙が枯れたら
 思い切って傘を閉じて歩き出せる

澱んでいると撒き散らされた埃の上に
紫陽花が静かに影を落とす

 私は
  そんな緩やかさをはっきりと感じていた

暗くなってゆく陽射しに目を伏せていれば
向こうからやって来るざわめき

 私は
  そんな緩やかさをはっきりと感じていた

近づく季節の始まりにふと嫌になる事がある

 例えば過ぎ去った時間の中で同じ夢を見ていた
 私は
  迷っているばかりだけど
 まだ明けない何処か遠くの空で涙が枯れるなら
 思い切って傘を閉じて歩き出せる

そんな想いに惑わされて私は今も一人ぼっち

 それなら明日から始まる日々が涙で濡れるとしても
 今度は傘を差して歩き出そう
 曇が晴れて虹の架かる空に涙を浮かべたあの日々もきっと
 私の
  糧になる
 明日から始まる日々が涙で濡れるとしても
 今度は傘を差して歩き出そう
 曇が晴れて虹の架かる空に涙を浮かべたあの日々もきっと
 私の
  糧になる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

明日へ駆ける雨傘

http://www.nicovideo.jp/watch/nm6028490 投稿した曲の歌詞です。

閲覧数:289

投稿日:2009/02/03 00:08:44

文字数:612文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました