置いていかれた傷付いた鳥は トマリギでずっと鳴いていた
傷付いた羽を舐めようとするけど くちばしで余計に傷を深める
そんなジレンマも 空きビンの中に
閉まっておけたらいいのに 何かビンの中は詰まっている
引っこ抜かれない 強くて繊細な根っこがあれば
もっと生きれるかな ボクらの中に流れてるその色は
木の実のように赤いのに
置いていかれた小さな鳥は トマリギでずっと鳴いていた
傷付いた羽を悟られないように 手足をたたんで睨みをきかせる
そんなプライドも 棒きれのように
容易く折れたらいいのに
何故か折ろうとして撫でている
風にも負けない 若くて深緑(しんりょく)の葉っぱがあれば
もっと生きれるかな ボクらの中で蠢いてるこの意志は
種子(たね)のように小さくて
今どこで何をしてるの? 飛び去ったツガイの片割れ
トマリギの上には今誰もいなくて
「待ちくたびれた」 脆くて荒んだ
傷付いたままのボクは底辺のよう
空を見ずに地面に頬を擦り込んで 眠るように羽を休める
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ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
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そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
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