音もなくひそやかに
世界から色彩を
殺してく純白は
そっと静かに降り立ち
告解も贖罪も
憐れみも寂しさも
何もかも包み込み
やがて消えゆくのだろう
弔いの鐘が響く
白い道に黒い群れが並ぶ
花の色だけ眩しく
青白い頬を飾る
舞い降りる無垢の輪舞(ロンド)が
餞(はなむけ)となりえるのなら
温もりの消えたその手を
遠ざけた僕を赦して
唄もなく静謐に
世界から存在を
消し去った貴方へと
僕の言葉は届かずに
弔いの鐘が消えず
耳の奥でずっと鳴り続ける
凍てついた石の下は
安息の地なのですか?
舞い踊る淡い六花(りっか)が
永遠になりえぬのなら
温もりを知らぬその地を
せめて今だけは隠して
貴方は柩(ひつぎ)に永眠(ねむ)る
僕は此処に立ち尽くす
閉ざした石碑に刻む
春に遠い貴方の名
舞い降りる白の円舞(ワルツ)が
鎮魂の詩(うた)に溶けゆく
温もりを知って欲しかった だけど
舞い踊る淡い想いは
永遠に届かなくとも
温もりを知らぬ心を
救えない僕を赦して
スノウレクイエム
曲がつきました!ねこしえーたーさん作曲のガチすぎる歌になっております。是非聴いてくださいませー!
曲をつけるにあたって、歌詞を若干加筆修正しました。修正前の歌詞も前のバージョンでみられます。
友達と待ち合わせ中、あまりに外が寒かったので「寒い寒い、このままじゃ死んでしまう! 冬眠してしまう!」と想いながら合流までの暇つぶしに携帯でポエムってたらこんなものができました。
さすがに投稿する前に細部は修正しました。
何かちょっと後ろ暗い感じのシリアスな歌詞を書きたかったのです。雪という単語を使わないのが今回の自分ルールでした。
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地平の果てをまだ知らない
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暗い 暗い この部屋の中
鏡 映る 醜い僕が
狭い 狭い 空間の中
窓を閉めた
恋することにさえもう疲れてしまい
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ななほし
ふわふわ 浮いている
きれいな 青空に
優しい 白い雲
そよそよ 揺れている
さわやか 風の中
囁く 青い草
誰もいないこの場所に
一人だけで歌うんだ
大きな空と 小さな僕が
一つになった気分なんだ...大きな空と小さな僕
果実
ですよね
私の知ってる人の話なんですけど
石の上にも三年座っているような人で
周囲の評価もずっと高いままで
周りからすれば理想的な人なんです
だけど私はその人の苦労が
そばにいるだけで感じ取れてしまうわけで
無理はしてほしくなくて
声を掛けられずにいて
中々うまくはいかないもので...ですよね
涼介
街中を銃弾が飛び交う
流れ弾には要注意
誰かが誰かの名を呼んで
連れ立ち歩く交差点
有名絵画の彼女は
皆に優しい良い子だけど
雨にうたれてびしょ濡れで
惨めな姿可哀相
このままじゃいられないって
塾から駆け出した少女は...サバイバル
栄基地
アイに溺れ アイを捨てて
コノメニウツス キミダケヲ
クルウ僕は クルイすぎて
キミノソンザイ モトメテル
僕を見て! 僕だけを見て!
愛の鎖で体を縛って
愛してる! 狂うほどに
他の男なんて認めない
消えた僕の愛の理性
君の心を檻に閉じ込め...消えた僕の理性
kirameki3
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