街外れの教会の中
君は一人祈りを捧ぐ
閉ざされた瞳 君は
誰が為に祈るのだろう

昼間はなりを潜める翳(カゲ)
君は気づいているだろうか
居もしない神へ腕を
伸ばす姿は贄(ニエ)のよう

「どうか彼と 共に笑える
幸せな日々であるように」
願う君の背後に落ちる
不穏(ヤミ)は僕が討つと誓う

広い空の下で
いつものように
名前を呼んでくれるなら
この胸の痛みと哀しみ
全て隠して
笑顔を送ろう

誰も居ない教会の中
僕は一人天を仰いだ
居もしない神へ誓う
どんな咎も受け入れると

闇夜に蠢(ウゴメ)く負の翳(カゲ)に
幾つも深く剣を埋めた
生み出した紅(アカ)を纏い
今宵再び悪となる

差し出された 手に触れるには
僕は黒く染まり過ぎた
どうか君は綺麗なままで
陽だまりの中を歩んで

赤く染まる空は
やがて黒く闇となる
僕を映し出す
供物捧ぐこの身
彼女の笑顔が
永久に咲き誇るならば

広い空の下で
いつものように
名前を呼んでくれるなら
この胸の痛みと
哀しみ全て隠して
笑顔を送ろう

僕は捧ぐ この身
全てを捨てても
君を天へと送ろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Mass of Distress【嘆きのミサ】応募用

ILU様の歌詞募集中の曲に書いてみました。
イメージ
大切な人のために罪を重ねてく少年
いつも神へと祈る少女
天国へ行ける少女と行けない少年
あと嘆きのミサと言うタイトルから教会、神、贄、赤、黒、染まるなどの言葉をいれてみました。

この歌詞、初めて曲に歌詞をつけたものなんですが…なんと最終選考まで残れたということで自分でもびっくりしたものです。
もし気に入ったという方がいらっしゃいましたらお好きに使ってやって下さい。

閲覧数:96

投稿日:2010/05/17 08:28:17

文字数:475文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました