<A1>
ほつれた布巻いて ただ夢だけ見てる
弊害が隠された世界で

<A2>
荒波に敗れた 儚い人の夢
灰と散って足元に巣くう

<B>
足を取られ折れそうになる心
虚勢に火をくべるのは
胸の底で燻るプライド

<S>
甘い熱に浮かされて
火照る身体を冷やして
灰色の雪に埋もれた空に
星屑の瞬きも見えない


<A1>
掴みかけた夢が 指先から逃げる
掠れた声はもう届かない

<A2>
灰と化した私 再起の術もなく
凍てついた風が攫ってゆく

<B>
小さなプライドは所詮虚ろで
敗れ去った屍に
想い寄せ 根を張る花はない

<S>
苦い蜜に囚われて
堕ちる私を許して
世界はいつしか彩り失くし
すべて灰色の雪に染まる

<C>
このまま灰に埋もれ終わるの?
呼吸したい もっと・・・!

<S>
熱を帯びた掌で
澱みゆく雪溶かして
色彩の世界に届いたなら
きっと花咲かせてみせるから



********************************************************************



【読み】


<A1>
ほつれたぬのまいて ただゆめだけみてる
へいがいがかくされたせかいで

<A2>
あらなみにやぶれた はかないひとのゆめ
はいとちってあしもとにすくう

<B>
あしをとられおれそうになるこころ
きょせいにひをくべるのは
むねのそこでくすぶるぷらいど

<S>
あまいねつにうかされて
ほてるからだをひやして
はいいろのゆきにうもれたそらに
ほしくずののまたたきもみえない


<A1>
つかみかけたゆめが ゆびさきからにげる
かすれたこえはもうとどかない

<A2>
はいとかしたわたし さいきのすべもなく
いてついたかぜがさらってゆく

<B>
ちいさなプライドはしょせんうつろで
やぶれさったしかばねに
おもいよせ ねをはるはなはない

<S>
にがいみつにとらわれて
おちるわたしをゆるして
せかいはいつしかいろどりなくし
すべてはいいろのゆきにそまる

<C>
このままはいにうもれおわるの?
こきゅうしたい もっと・・・!

<S>
ねつをおびたてのひらで
よどみゆくゆきとかして
しきさいのせかいにとどいたなら
きっとはなさかせてみせるから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【応募用】灰雪

misaさんの曲への応募用です。
素敵なメロディラインに思わず筆を取ってしまいました。
曲を作られたときのイメージとして挙げられている「オーロラ」とはかなりかけ離れた歌詞になってしまいましたが・・・><;


歌詞のイメージは、大雑把に言うと「夢を追って、挫折して、でも這い上がろうともがく」という感じです。
今の自分と若干重ねている節があります;
灰=夢への障害。社会の仕組みだったり、己の弱さだったり、周りの環境だったり・・・色々なものとして例えています。
灰の雪は、灰が風に舞っているイメージそのまま…です^^;

1番サビは、夢を追うことに熱心で周りが見えてない様子
2番サビは、弱さに負けて負のスパイラルに陥ってしまう様子
を表現したつもりです。

文字数ですが、字余り字足らずなくメロディラインに揃えるようにしたつもりなので、たぶん大丈夫だと思います。
もし、違っていたり、歌わせにくいなどありましたら修正いたします。


暗い感じの歌詞になり申し訳ないです;
拙い歌詞ですが、宜しくお願いします。

閲覧数:102

投稿日:2009/10/31 23:27:13

文字数:960文字

カテゴリ:歌詞

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