え…。

「私…元気ないように見える…?」
「声にも表情にも覇気がない!ああもう!あの男!」
「え、あの…落ち着いて…」

 ピンポーン……

 怒り狂って暴れだしそうな彼女に少し怯えながら、落ち着かせようとする私の部屋にインターホンが響く。

「は、はーい…」

 彼女を放置するのは怖いけど……戻るまで部屋、無事だといいなぁ…。

「どちらさま……」

 ドアを少し開くと、その隙間から手が伸びてきて、そのままドアごと引っ張られる。

「わ…」
「お前……」

 目の前には肩で息をする彼がいた。

「何で、ここに……」
「おっまえ、携帯……番…号変えてんな…よな!メアドも…連絡取れねぇだろ…」

 私の言葉を無視し、息も荒れたまま彼は携帯を目の前に突きつけてきた。

「連絡って…何の…」
「お前、絶対誤解してるって思って……なのにあれから出張でいきなりモルジブに行かされて!
 ようやく帰ってきて電話かけたら、『現在使われておりません』って、何だそれ!」
「し、知らないわよ、そんなの…。大体誤解も何も…」
「とりあえず、これ返す」

 携帯をポケットに直し、そのまま同じ腕をずいと目の前に差し出された。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【歌詞創作用小説】遠距離恋愛。(6)

5話URL↓
http://piapro.jp/content/w3zvtf8q9e46b1v9
7話URL↓(最終話)
http://piapro.jp/content/yt256lqy6qt9ictl


大事なことを1つ。


一人暮らししてるお嬢さんは、誰か確かめもせずに簡単にドアを開けてはいけません!!

これ、重要です。テスト出します。←


せめてチェーンして開けましょう。


誰かと暮らしてるお嬢さんも、一人の時は要注意ですよ!

次がラストです!

……1話で全3話とか言ってた私、一緒に土下座しようか…。

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投稿日:2010/08/01 23:36:58

文字数:509文字

カテゴリ:小説

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