不意打ちに沈んでいく くだらない昨日の涙さえ
抱えて立ち尽くす日々
耳打ちでかすかに触れた 終の気配に戸惑って
俯いた

明日をどんなに望んで目を醒ましても
そこは今日でしかなくて 景色が少しだけ滲む
触れられない 世界に手を伸ばし続けようか
君が笑うなら

さぁ 始まりだ
君の呼吸が今日も続くように
僕の鼓動が途絶えないように
生きていることを抱き締められますように
僕らのこれからがどうなるとしても　歩いて行くから

舌打ちが告げた夜明け 深淵に寄り添ったままで
薄氷を踏んだ
相槌と君で綱渡り 揺籃から墓場までを
揺らし 眠ろう


明日まで その先へ ひたすらにただ歩いた
道の無い未知を行く ふたり
今日でさえ通過点 辿り着くのは今だろう？
きっと忘れていた 忘れたかった

シロツメクサ 冠をつくろう
あの日あの時の 僕らのように
ふたりにどうか道標を
ふたりのこれからが輝くように
ねぇ 僕は 君は ふたりは

繋いだ手は今日もあたたかくて
ふたつぶんの鼓動が聴こえて
生きている 生きていく意味を探していく
ふたりのこれからに名前をつけた
「アイノウ、愛を」

A
ふいうちにしずんでいく　くだらないきのうのなみださえ
かかえて　たちつくすひび
みみうちでかすかにふれた　おわりのけはいにとまどって
うつむいた

B
あしたをどんなに　のぞんでめをさましても
そこはきょうでしかなくて　けしきがすこしだけにじむ
ふれられない　せかいにてをのばしつづけようか
きみがわらうなら

S
さぁ　はじまりだ
きみのこきゅうが　きょうもつづくように
ぼくのこどうが　とだえないように
いきている　ことをだきしめられますように
ぼくらのこれからがどうなるとしても　あるいていくから

A
したうちがつげたよあけ　しんえんによりそったままで
はくひょうをふんだ
あいづちときみで　つなわたりゆりかごからはかばまでを
ゆらし　ねむろう

C
あしたまで　そのさきへ　ひたすらにただあるいた
みちのないみちをゆく　ふたり
きょうでさえ　つうかてん　たどりつくのはいまだろう？
きっとわすれていた　わすれたかった

S
シロツメクサ　かんむりをつくろう
あのひ　あのときの　ぼくらのように
ふたりにどうかみちしるべを
ふたりのこれからがかがやくように
ねぇ　ぼくは　きみは　ふたりは

S
つないだては　きょうもあたたかくて
ふたつぶんの　こどうがきこえて
いきている　いきていくいみをさがしていく
ふたりのこれからになまえをつけた
アイノウ　あいを