【Utopia】

（Aメロ）
暁に天と地が焦げてゆく
舞い上がる硝煙の赤黒き波間を
ぎゅっと不似合いな凶器を抱え走る
少年たちの目が空の鳥をとらえた

（Bメロ）
逆らうことさえ知らず
破り捨てられた写真（かこ）
繋いだ手は今
違う正義に己の運命（さだめ）
分かつ

（サビ）
怒り憎しみ悲哀乱れて
濁りゆく世界
明日を信じ交わる刃
慟哭の果てに何が
笑む？

（間奏①）

（Aメロ）
窓辺で恋人の帰りを待つ
女の指に光るのは約束の石
そっと告げられた訃報（しらせ）に父は黙り
形見抱いたまま母は嘆き壊れた

（Bメロ）
平和を歌う少女は
逆族と裁かれた
争いの風車
『瓦礫の上明日（みらい）がある』と
回る


（サビ）
全てを奪い喰らい尽くして
涙を散りばめ
闇は祈りも脆く砕いて
逆巻く衝撃の果てに
笑む

（間奏②）

（Bメロ）
違（たが）えた道　背を向けて
それでも願っていた
刃差し違え
キミと２人星の狭間に
散ると

（サビ）
光りを超え音速も超えて
キミにたどり着く
誰にも奪わせたりしないよ
終末は互いの手で…

（リンパート）
ごめんね
どんなに離れていても
大好きだったよ
２人離れずにすむ時代に
もう一度会おういつか
きっと…

（レンパート）
覚えてる？
あの日破った写真を
嗚呼…つぎあわせて持ってるんだ
もう一度会いたいなキミと…

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「ひらがなバージョン」

（Aメロ）
あかつきに てんとちが こげてゆく
まいあがる しょうえんの あかぐろき　なみまを
ぎゅっと ふにあいな きょうきを　かかえはしる
しょうねんたちの めが そらのとりを とらえた

（Bメロ）
さからうことさえ しらず
やぶりすてられた かこ
つないだてはいま
ちがうせいぎに おのれのさだめ
わかつ

（サビ）
いかり にくしみ ひあい みだれて
にごりゆく せかい
あしたをしんじ まじわるやいば
どうこくのはてに なにが
えむ？

（間奏①）

（Aメロ）
まどべで こいびとの かえりをまつ
おんなのゆびにひかるのは やくそくのいし
そっと つげられた しらせに ちちはだまり
かたみだいたまま ははは　なげき こわれた

（Bメロ）
へいわを うたうしょうじょは
ぎゃくぞくと さばかれた
あらそいのふうしゃ
『がれきのうえ みらいがある』と
まわる
（サビ）
すべてをうばい くらいつくして
なみだをちりばめ
やみは いのりも もろくくだいて
さかまく しょうげきのはてに
えむ

（間奏②）

（Bメロ）
たがえたみち せをむけて
それでも ねがっていた
やいば さしちがえ
キミとふたり ほしのはざまに
ちると

（サビ）
ひかりをこえ おんそくもこえて
キミに たどりつく
だれにも うばわせたりしないよ
しゅうまつは たがいのてで…

（リンパート）
ごめんね
どんなにはなれていても
だいすきだったよ
ふたり はなれずにすむじだいに
もういちど あおう いつか
きっと…

（レンパート）
おぼえてる？
あのひ やぶったしゃしんを
あぁ…つぎあわせて もってるんだ
もういちど あいたいな キミと…