気が付いたらもう遅くて
夢の吊り橋無くしている

いつの間にか叫んでいて
また自分の手足千切っている

（ああ・・・）

気が付いたらまだ早くて
虚空の中に落ちている

いつの間にか涙があふれて
雑居の中で停まっている

刹那　刹那
壊し続けた
ナイフを取ったその指先で

だから　だから
許さないでよ
命をとったこの私を

気が付いたら寄り添っていた
子猫の頭撫でている

いつの間にか握りしめていた
ブリキの蛙潰している

刹那　刹那
流し続けた
硝子を割ったその瞳から

だから　だから
許してほしい
命をなげた私だけど　
だから・・・

刹那　刹那
壊し続けた
ナイフを取ったその指先で

だから　だから
走り続けて
割れたガラスのその先まで
今も・・・