注意です。

この小説は流星(minato)P様の「magnet」、それをPVにされたsyllogysm
様の動画を勝手に解釈して書いた作品です。

思いきり百合です。
ミクルカ風味です。
少し病んでるかもしれません。

しかも原曲レイプ気味です。

それでも良いよ♪って寛大な方のみお進みください・・・

気分を害す方は即バックプリーズです。














いつもの通学路、いつもの風景、いつもの通行人。
代わり映えの無い生活。

初音ミク。
それが私の名前。
14歳の中学2年生。

私は何処かぼんやりとしながら学校への道を歩いていた。
考える事はいつも同じ。


いつからだろうか・・・
私の心が真っ二つに割れてしまったような感覚に陥ったのは・・・

方羽を捥がれた蝶のような感覚。
生きてはいるけど、決して大空を舞う事は赦されない。
生きてはいるけど、永久に地を這いずる事しか赦されない。

(嗚呼、私なんの為に生きてるんだろう・・・)

無性に涙を流したくなって、それを堪える為に視線を意味も無く彷徨わせた。



その視線の先に居た。



ただ、居た。


何故か唐突に理解出来た。
「この人が私の方羽」だと。




桃色の長い髪を揺らしながら、その人は微笑んだ。



その瞬間、私の心に火が灯った。





巡音ルカ。
それが彼女の名前だった。
同じ学校の高校3年生。
私の学校は中高一貫だ。
でも校舎は特別棟のみ共有でそれ以外は別になる。

少しでも一緒に居たくて毎朝、毎夕、手を繋いで通学路を歩いた。
お昼も一緒に食べた。
それでも相手がもっと欲しくなって、授業の合間に誰も居ない教室、廊下で幾度と無く抱き締めあった。

「ねぇルカちゃん・・・」
「ん?」
「私、幸せだよ・・・」
「私もよ」

その幸せもいつの間にか満足出来なくなって、唇を重ねた。
求めて、求められて。

今までの空白の時間を埋めるように。

見つけた方羽を再び失いたくなくて・・・


学校が終われば1人暮らしをしているルカちゃんのアパートへ直行して二人だけの時間を楽しんだ。
でも、一線を越える事だけはしなかった。
この関係が禁忌だという事くらいは理解出来たから。


手を繋いで、抱き締めあって、唇を重ねる。

週末はそのまま泊まったりして、本当に幸せだと思った。
同時に失う事への恐怖がどんどん大きくなった。

「ねぇルカちゃん、私だけの傍に居てね?」
「当たり前じゃない。貴女は私の半身だもの」
くすり、と微笑んでそっと額にキスをしてくれる。

嗚呼、暖かい。
この温もりを失いたくないよ。


「ダメね」
苦笑するようにルカちゃんが言葉を漏らした。
「何が?私何かいけない事・・・」
「ミクじゃないわ、私よ。どんどん貴女に惹かれていく。もっと貴女が欲しくなる。もっと束縛したい、束縛されたい。いけない事だと分かっているのに・・・それでも気持ちに嘘は吐けないものね」
自嘲気味に笑うルカちゃんが愛しくて仕方が無くて、その胸に顔を埋めた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

magnet(磁石)ヨーツベPV勝手に解釈~1~

先にお詫び申し上げます。
minato様、syllogysm様
本当に申し訳ありません・・・
どうしても我慢できなくて書いてしまいました・・・

ジャンピング土下座なら何度でもします><(ズサァァァァ

ホントにmagnet大好きなんです。
毎日出勤時にも仕事の休憩時間でもずっと聞いてる位好きなんです。
許して・・・下さい・・・


一応続く予定ですが投稿するかは微妙です。
読みたいって稀有な方はいらっしゃるかしら・・・(汗
あ、一応最後まで出来てるんですけどね・・・
色々心配です

アドバイス、誤字脱字の指摘など御座いましたら是非是非お願いします><

因みにsyllogysm様のPV付きmagnet⇒http://www.nicovideo.jp/watch/sm7870493

8月22日:少し修正しました(´・ω・`)

閲覧数:1,288

投稿日:2009/08/22 12:26:28

文字数:1,287文字

カテゴリ:小説

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