瑞野小葉

ワンピースひらひら揺れる
午後の木漏れ日の並木道
夏はすぐそばで笑ってて
君を眩しく照らしてく
温室から抜け出した二人
駆け出した
ガラス越しに見つめてたあの太陽
つかむために
ねえ今すぐ深呼吸して
Evergreen...

ねえ夢を見たの、どうして？
ねえふたりいつも、遠い
ねえこんなことで離れてく
弱いふたりだけど
時を超えて闇を切り裂き
涙ぬぐうこともできず
淡い期待きらきら燃えて
どこへ未来つなげましょうか
逆らっていたいよ、どんな嵐にも
僕らは止まれないshooting star...

さあ少しずつ一歩ずつ
掻き分けて進もう
イバラ咲くこの道を
僕は進んでく
どこか遠く夢のようだ
言葉も指先さえも君には届かないみたい
約束すればするほど何一つ叶わなかった
諦めてしまえば
どんな悲しみさえ終わること知っても
君を求めていた...

失恋した次の日にはもう
笑っていたあたしなんだけど
ここ三日間降り続けてる雨に
少しだけ淋しくなった
ラジオから流れてるあなたの好きなうた
うっとうしいくらいまだあなたのことが好き
あのことあたしとでは何が違うんだろ
まだ涙がでないよ
可愛くないあたし
この胸を襲う乾燥注意報...

ここで僕は覚悟決めた
研ぎ澄まして狙い定めて撃てよ
何も知らない君の瞳
こころ・いのち・みらい
すべて賭けて
躓いたらそこで終わり
その手に握っているきらめき
零れる
謎の未知のジグソーパズル
解き明かしてみせる...

ヒールの高い靴を脱いで駆け込んだ、
わたしの小部屋へと。
伸びすぎた爪が鋭くて、知らぬ間に
貴方を引っ掻いた。
涙を静かに湛えて、
つるりとマニキュアを塗って
そういう繰り返しを愛と呼びましょう。
シーナ、
この世でいっとう美しいのはその体だと
嘯いてご覧。...

「おはよう」
「まだねむたいのに」
「まぶしくてもう、ここにはいられない」
「のどがかわいて、もうねむっていられない」
「おはよう」
「愛しているのに」
「くるしくてもう、ここにはいられない」
「かなしみのうず、もうねむっていられない」
「どこかでだれかのはしりさるおと」
「わらいごえにこまくをゆら...

朝の光
ああ　跳ね起きる僕たち
踊れ踊れ
不安ばかりを奏でる
壊れるのは
ああ　揺れ惑う楽園
眠れ眠れ
注ぎ込まれる悲しみ
どこから来たのか
過去と未来...

君がハンドル握って僕に尋ねた行き先
海沿いに走る風が不安の種 吹き飛ばす
ごめんねとさよならのラブソングばかりを
飽きずに垂れ流してるラジオは切ってしまえばいいよ
震えるくらいの大きな声で
僕らの未来を歌え
何度だって
はしゃいで笑ってつかれちゃおう
夜には一緒に眠ろう
ゴミ箱に投げた嘘も信じていた...

白々しい希望みたいにまた朝日が昇る
玄関に脱ぎ散らかした靴と悲しみ
胸が痛いのはどうして
愛して愛されているのに
自分のことだけでいっぱいいっぱいで
溢れる想いまですくえなかったよ
言葉にすること忘れてしまうほど長い間
君の近くで深く深く呼吸を繰り返した
胸が痛いのはどうして
愛して愛されているのに...

空き教室の窓を開けて白いカーテン揺らした君
理由なんかなくても許される、そんな距離感が好きだったよ
たぶん、僕では君に与えてあげられないものの
その息吹を、この瞬間にもほら、聞いているのさ
「今だけ」って言葉を繰り返している
僕たちは浅瀬で踏みとどまっている
あと少しの時間を延命装置で
永遠に変えて...

あなたの手にローレル
落として逸らす視線
弧を描いてもまるで無表情に見える
あなたの心が満たされることはあるの？
わたしにはわからないけれど
わたしはエリカ
孤独な蛇の瞳を持って
生まれてきたの
わたしはエリカ
幸福な愛を、あなたに。...

今こそアジテイション
捨てるイマジネイション
It's the war of love
It's the war of love
like your hero
傷だらけで笑ってみせるの
step to the future
何万年も発展途上
Do you wanna see me go crazy?...

悩み迷い目を伏せた
僕の可愛いストレイシープ
林檎に触れた指から
腐食してくような気がする
全速力の服従
僕の可愛いストレイシープ
理由探してきたけど
本当はあの日に終わってた
かもしれない
この心にハマるピッタリのもの...

ベアワンピースの裾がひらひらひらり揺れてた
入道雲の背丈を測りたいけれどたぶん
叶わぬ恋なんだ
君の隣で同じものを見ても
背丈と同じだけ違う視界が
ふたりの邪魔をするよ
アタシ君を解りたいのに
うなだれてしまったんだね
隣にいる君のことが
遠く感じて仕方ないよ...

切り出せない話題とまとまらない思考が
君の飲んでいる炭酸の泡みたいだ
これからどうするとか興味もないくせして
飲み慣れていない炭酸の泡が消えた
無言の信頼で背中を預けた
コンクリートの灰色が優しいね
忘れられないものもあったけれど
忘れたもののほうがずいぶん多い
どれだけ長い間埋もれていたのか
知ら...