タグ「死別」のついた投稿作品一覧(6)
-
丁度今頃だったかな?
桜が散り始める、この季節
僕は思い出すの
君の笑顔と桜吹雪(サクラ)
隣はいつも僕で
君は体が弱くて、休む時が
しばしばあったけど。
覚えてるかな
“散った桜の花びらを空中(ソラ)で3枚掴むと願い事叶うんだよ”
と、君。...桜華
-
桜通り君を置きざりにしたままで
僕はまだ忘れられない
心のどこかでは
「綺麗事だよ。」と
言える薄情な自分自身
君が僕に残してくれたのは
あまりにも小さすぎて
この目にはもう見えない
道のり歩みを止めた
それでもどこかに...椿
-
無色の花
キミを何色に染めようか
彼岸花
大好きなキミへ捧げよう
白い百合は
噛みつきボクの名刻むよ
大好きなキミへ
何色の花を送ろう?
青い薔薇
やがて空へと還るだろう...彼岸花
-
名も言えぬ貴方へ
拝啓 お元気ですか?
そちらは…さぞかし
快適なのでしょうね。
もう、苦しくはありませんか?
私は現場を見ていないから、
憶測でしか言えないのだけれど。
心配でした。それなりに。
何せあの日、
そう君と離れてから、...拝啓お元気ですか?
-
貴方の顔手腕足貴方が着ている
パジャマから覗く肌は
屍と思わされる程に痩せこけていて
昔の威厳ある姿は
今は弱々しい灯火
お誕生日(バースデー)ケーキの
ローソクを消すように
息吹きかければ消えてしまう
そう 今ならため息でも
消えてしまいそう...色涙
-
どれほど君に叫び続けただろう。
一生届くことがない
想いを胸にして夜空(ソラ)に
声がかれるまで吠えた。
あぁ 身分の差がこれほどにも
重いものなのか…
真夜中、小さな台風(カゼ)となり、
はやる気持ちをおさえて
君の名、君への想いを
胸にひめて、僕は走る。...満月の夜、逢瀬