ぽつりぽつりと何か綴っていきたいなと。よろしくお願いいたします。 軽くプロフィール: 【名前】:水ト彩(元:みずいろ。) 【活動】:モノ書き。(決して描きはしない) 【特徴】:期限さえあれば3日くらいでも書ける人。 雑食性。多分ほぼテーマ・ジャンル問わず書けるハズ。 【ニコ】:http://www.nicovideo.jp/mylist/11771030 (作詞させてもらったモノ一覧) 【日記】:http://kalchest.blog.shinobi.jp/ 特記事項: ・チキンです。テンションの高いチキンです。 ・得意(?)ジャンルは幻想系。むしろ脳内に妖精が棲んでいるので指定されないと確実に幻想要素入ります。ロックでも和風でもポップスでも幻想的になります。 ・曲が無ければ筆が進まない子です。 ・でも執筆中毒。常に何か書いてる、そんな人です。 2011.12:HNの統一をと思い名前を「水ト彩」と改めました。 呼称は今まで通り「水いろ」でも、水でも何でも、分かれば結構です。 今後ともよろしくお願いいたします。
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A
星屑かき集めて 作った色鉛筆は
何の色もなくって ゴミ箱に投げ捨てた。
B
がらんどうの空には
夢なんてなかったろ
絵空事(モノガタリ)の中には
明日(アス)なんてなかったろ
C
パパの背中追って...『倦怠おもちゃ箱-ENNUI Toy BOX-』 ver.4.0
-
秋風 靡くは 紅の花
土産に欲した 君に
摘み取りて 手渡すことも
出来ずに 散り過ぎ 枯れるを見送った
浮の 陽炎 陰ろふ 暮れ際
夢と見違えるような 朱色
揺れた 袖の中 儚くも枝を
離れた 手は 時を止め 地に落ちることも
叶わず 常磐に舞う
泣声 溶かして 秋風に乗せ...アキアカネ
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『-Lycoris-』
S
"もしも僕が 貴方の瞳だったなら"
――― 燕(ことり)の 哀しき歌は
綴じられた未来(そら) 雪白(ゆきしろ)の街へ散らばり
沈んでいった
A
雪灯りの照らす窓
春の音(ね)が 遠くに響いていた
病める月の映す空...-Lycoris-
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星の見えない 雨の夜
窓の外に僕はいた。
辛そうな君の顔
曇り空が良く似合った。
雨上がり星空は
まだ 遠かったけれど
君の笑顔に僕は
もう 辛くないねと言った。
七月。
織姫様と彦星様と星の川。...七月 いつか。(仮【曲も募集】
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噛み合わないピースを繋ぎ合わせていた
双子の星 頼りない灯(ひ)の下
記号に変わった “月日”“時刻”“彼(あ)の日”を
縫い合わせて 継接ぎ 手繰り寄せた
舞い降る白い花が かちりと回る
壊れた時計の文字盤を 右回しに回す
空に刻まれた 記号(サイン)は左向きに
時を刻んでは 過去...アンノスタルジア(仮)
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『砂子梦』
寄せる波が 運んできた星屑に
僕ら 幼い手を伸ばしたあの日
届くはず と
疑うことさえ知らなかった
無邪気で無知な僕らがいたね
砂を固めて2人積み上げた
儚い国を永遠と信じて 笑い合ってた
二人 見た夢の時は崩れ
この手で積み木を ゴミと決めて...「砂子梦」
-
(1)
雨上がり 浅葱色の
水面と髪を揺らした 風は
春も もう
終わるのに 冷たくて
頬と耳 叩くように撫でた
ただ 呆と 立つ 私の横
乾いた空には
君の色はないの
「好き」と言った雲の白...「オテンキアメ」
-
夢から覚めた街は
硝子の靴を踏み砕いて
君がただ一つだけ
残した鈴の音 掻き消した
声を失くした 言の葉を
波打つ音に乗せて送れば
届けられるだろうか あの日の彼方へ
遠すぎるあの星まで走る
列車はもう何も運びはしないと
知ったから...「midnight-dimlight」
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『ヒカリ雨*交響曲』
回転木馬に乗って 巡る ヒカリ雨の旋律(うた)
天蓋の星 散らばり きらきら響く交響曲
そよ風が歌う 無言歌を
空中ブランコで 辿っていく
涙顔で笑う ピエロにもらった
赤い風船に手紙を結んで
ふわり飛んでく風船 空の向こうで弾けて
降りそそぐ 星の銀貨 光の雨の交響曲
歌の...「ヒカリ雨*交響曲」
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『BLACK / ∃TIHW』
(1)
反撥するキミとボクの色
“白”が好きなキミの言葉は
大多数(みんな)と同じ ただの人工色(レプリカ)
コピー機で容易く真似(つく)れるモノ
朱い花 見て “黒”と云ったボクを
キミは 間違いと言った
グレイの空 仰いでた
願う景色(いろ)は透明(クリア)...「BLACK / ∃TIHW」
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『Dual Moon-reverse-』
水鏡に星を灯す
日輪にも似た 貴方の姿
私だけが映った鏡の部屋の向こう
真実(ほんとう)の私を貴方が 掴む前に
導の花追って 貴方の目 晦まそう
その指先が未だ 其処に在るうちに
木の葉飛ばす 風のように
掛布(いつわり)取り去る鋭い瞳
私を知らぬ声に名を呼...「Dual Moon -reverse-」
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『金糸雀』
空の籠を抱えて 揺れた水溜り見つめる
君の隣で僕は 小さな手を握ってた
空の果てに向かって 羽ばたいた鳥の
囀りは葡萄の木の向こう側 聴こえないけど
君の横で歌うよ 僕がカナリアになって
傍にいる ずっと ずっと
雨が虹に変わる日まで
黄昏色 銀杏の風に揺れる葉を見上げて
君がそっと紡...「金糸雀」
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『Dual Moon』
(1)
水鏡に映る月に
よく似てる君の朧な姿
合わせ鏡の迷路の中で彷徨い歩く
君の透き通る瞳が僕を射抜く
導の花散らし君の目を塞ごう
振り向いた君に見透かされる前に
(2)
風の中に儚く舞う...「Dual Moon」
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『HollyNight』
響いた鐘の音と共に白い
華が降る 街が眠りに落ちる
静寂に包まれ 時を停めた
月の夜 手紙(コトバ)は虚空に溶けた
時計の針が重なり 告げる
聖夜の天蓋(そら)から六つ星の花が
降った
淡い歌声が耳を掠めて
立ち止まる 影が硝子に映る...「HollyNight」
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『Glass Snow』
(1)
儚い鈴の音が聴こえそうな 冴えた月の夜
空から流れ落ちた 星屑のように
手のひらに零れた一片の 光の欠片
透き通った硝子の白い花弁
貴方がくれたレースの髪飾りをばらばらに砕いて
ビルの上からばら撒いたら
この中に 溶けるでしょうか
指先で掬った雪の粉 瞼に...「Glass Snow」
-
『a portion』
肩を撫でていった 微かな声
振り向いた先に キミは
いなくて
ファインダー覗けば 夕焼け色の時(かこ)
叫んだ呼び声はがらんどうの
穹蓋(きゅうがい)に 吸い込まれて
弾けた
ファインダー覗けば 夕焼け色の時
硝子(るり)の空 祈りはただ...「a portion」