水色のヘルメット 細いタイヤのバイク こぎだした
頬にあたる薫風 コンクリートの街 遠ざかる

誰も僕を知らない場所へ 行きたくて
時速20キロのスピードで思い出たちを
その後ろに置いてゆく

into the wild なにもかも忘れて 国道駆け抜けて
旅の人を 導く頭上に輝く太陽
峠を越えたなら 白くきらめく海
広がる サイクル・ツーリング


自転車を立てかけて スポーツドリンクを 取りだした
海ぎわにたたずむ街 富士山の頂に 雪は降る

ひとりの僕にあいさつする 子どもたち
おばさんがくれたトマトの酸っぱさと甘さに
なぜか胸いっぱいになる

go straight this road 地面に目をやると 長くのびる影
空を淡い ピンクの色に染めてゆく太陽
雲の切れ間から 天使の梯子ほら
差し込む サイクル・ツーリング


逃げてもいいよって みんな優しいけど
逃げてきて 初めてわかったことは
本当は逃げたくないんだよ
このカラダの奥が必死に叫ぶ


go straight
into the world 坂の上 一面にきらめく
星屑と 人のいる街のあたたかな光が
霧は晴れてゆく でも今はもう少し
あの橋まで行こう サイクル・ツーリング

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【歌詞応募作品】サイクル・ツーリング

初作詞です。
自転車をテーマに、曲に合った疾走感のある歌詞を心がけました。

東京日本橋~箱根~富士山の見える海道~鈴鹿峠~京都三条大橋 という東海道ツーリングを漠然とイメージしています。

一日の空の変化と、主人公の心情の変化に注目していただければと思います。

ちなみに、見知らぬ小学生に「こんにちは!」と挨拶してもらってほっこりしたのは私自身の三重ひとり旅の経験、
おばさんにトマトをもらったのは、自転車旅好きの友人の四国での経験だったりします^^

閲覧数:131

投稿日:2013/05/09 15:27:40

文字数:527文字

カテゴリ:歌詞

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  • キョータ

    キョータ

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    http://piapro.jp/t/eOfI
    この曲の作詞をして頂きました、キョータと申します。
    この度は、作詞をして頂き本当に有り難う御座いました。

    沢山の方に歌詞を書いて頂き、一つ一つ大事に何度もメロディーにあてたり
    何度も読み返したりして選考させて頂きました。
    今回は別の方の歌詞を使わせて頂く事となりましたが、、、
    作品が完成したらまた曲の方を聴いて頂きたく思います。

    自転車をテーマにというのが自分には思いつく事もなかったので
    歌詞を見ていて非常にそれだけで歌詞に入り込みました。

    makibさん素敵な歌詞を有り難う御座いました!

    2013/06/02 01:03:21

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