夕焼けが終わっても 静謐なこころは
往復する瞼の裏に 橙を映していた
明確な答えのない感情で埋まる現在
当たり前の終末に向かって歩いて行くんだな

もしも 言葉が無かったら
もっと 単純になって在たのだろうか
沈んでも 溺れたりしない 天上の海
ヘリオトロープ・トワイライト

宝石を零した 夜がはじまって
愛しい憂いは 忽ちに心を彩った
重なる色が 夢中に溶け合う境界線上
足りない僕だけ 独り 暮れていた

夕焼けが終わったら 訪れる空白は
背中に隠した希死と 寄り添って光る
逆らえない重力で縫いとめられる身体
当たり前の終末でいいから 早く迎えたい

これからも 曖昧に 日々を渡る
ここまで どうやって生きてきたんだろう
白紙の物語に 鬱る 地上の星
ヘリオトロープ・トワイライト

涙を隠すように 夜は深まって
最果てを見届けた 淡い印を宙に放つ
重なる色を 追いかけては見失って
動けない 僕は まだここに居る


寂しくなりたくないから
最初から 寂しいままでいたいだけ
現実逃避すら上手くいかないから
ずっと 夢をみているだけ

きっと 僕が居なくても
なにも 変わらない世界 だから、良い
世界に先制して 僕を 清算したい
伸びた影は いつか 夜とひとつになった

ここに居るから どうか
新しい朝を どうか 僕に贈って欲しい
ヘリオトロープ・トワイライト

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Heliotrope Twilight

閲覧数:231

投稿日:2017/07/15 20:25:38

文字数:588文字

カテゴリ:歌詞

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