粗末な宿で 燃える灯(ひ)は 風の音に身を伏せて
積もる雪は薄い壁推し 故郷の記憶を呼び覚ます

明るい声とその日々 花咲ける野辺へ行く子よ
歌に乗せた思い出 目の前に流れる
(明るい声と過ごした日々と 花咲く野辺へ子どもは駈けて
歌に乗せてた思い出は灯の 目の前流れる)

呟くように撚(よ)り合わせた 音の糸で織り続けて
止まらぬ声 落ちる涙 滲む世界 夜(よ)は更けてゆく


新月の空見上げれば 光る星は位置を変え
標(しるべ)もなく歩いてきたと 澄んだ空気が気づかせた

手書きの地図に記す道 進む筆に足りぬ紙
端の朽ちた最初の紙は 旅の始めを呼び起こす

封じ込めた懐かしさ 解き放ち紡ぐこの歌
森よ 空よ 大地よ 故郷へと繋げよ
(封じ込めてた懐かしさなら 紡げば切れず届くだろうと
生きとし生けるものすべてよ 故郷へと繋げよ)

涙を拭き扉を開け 影の色に赤みが差す
白む東 夜明けの色 熱い想い 明日(あす)へと響け

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

黎明

これはとあるシングル参加作品。

閲覧数:106

投稿日:2013/01/02 15:59:04

文字数:417文字

カテゴリ:歌詞

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