星のピアスを片っぽだけ
失くしたままで発車のベル
火照る鉄路を叩く度に
花火は波を揺らすばかり

遠く風車の街へ夜行は往く
――震えていた頬の右手、
散らかっては狭い部屋、
映画を観る寝癖のカーブとかさ。

拙い鼻唄 褪めていった
物語を眠らせよう
乗車券に遺っている
約束の日 栞にして

星のピアスを片っぽだけ
失くしたままで発車のベル
波は黒宇に沈んでいて
縋った音が離れていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夜行

閲覧数:264

投稿日:2019/04/29 23:56:24

文字数:192文字

カテゴリ:歌詞

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