「ううん、大丈夫だから気にしないで。・・・いってらっしゃい」
笑顔で言ったつもりだけど、きっと笑えてないんだろうな、と思う。
「さよならじゃなくていってらっしゃいなんだな・・・」
彼は少し意外そうに言った。
「うん。また会えると信じてるから」
「そっか。じゃあ、いってきます」
無理矢理作った笑顔で彼は言った。
お互いに小さく手を振った瞬間、彼は光の粒になってそれは空に飛んでいった。
「行っちゃった・・・」
つぶやきながら昔のことを思い出した。
ーーー「『いってらっしゃい』とか『いってきます』って言えるようになれたらいいね」
「そんなのすぐになれるさ」ーーー
「くすっ」
なんだか懐かしくて、笑ってしまった。
そのまま10分くらい経っただろうか。いろいろ思い出していると、病室にあるモニターから
「ピー」という機械音が聞こえてきた。
その音を聞いて、私は視界をにじませながら、けれど笑顔で彼との、そして人生で最後のキスをした。
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ご意見・ご感想
友愛@in不可
ご意見・ご感想
私は好きです。
いってらっしゃい発言には、
私も驚きましたw
もしも、今、大切な人が逝ってしまったら、
私は「いってらっしゃい」って言えるんでしょうか。
多分言えないでしょうねw
その代わりに、「またね」って、
また会おうね、って言うと思います。
コラボ企画について、
リーダー&ぅP目標期限を
推薦投票?していただけれれば、
スレ立ての話が
進むと思いますσ(^_^;)
2011/02/23 22:15:57