焦がれつつ　あなたを待って
十重二十重(とえはたえ)に　刻(とき)を数える
あなた、あなたに会えぬまま
今日一日が　過ぎてくの？

見えない流れに遮られるよう
想いだけ　募らせて
じっと一人待っている時間
その笑顔だけ恋しいの

空の彼方　瞬く光
滲んだ灯り　じっと見つめて
手を振り　駆けるあなたの姿
瞼うかべて　待っている

待っていた　この日が来るの
印(しるし)つけて　暦(こよみ)数えて
あなた、あなたに逢えるまで
永い時間を　過ごしてた

約束の時刻　時計が回る
早く来て　会いたいの
ひとりきりで溜めていた笑顔
今日はあなたに手渡すの

空の彼方　流れ行く星
わたしの肩に　愛しいその掌（て）
待ち望んでたあなたの瞳（ひとみ）
この刻(とき)だけを　夢見てた

空の彼方　瞬く光
きらめく世界　そっと見つめて
寄り添いながらあなたのそばで
想い溢れて　目を閉じる・・・