Downer -雪-

028
こぼれて墜ちてく
あわいの階(きざはし)
浮かんで沈んで
わずかな時間の
短い旅だね
真白(ましろ)に生まれて
墜ちたくなくても
逆らえもせずに

057
遊んでいたいな
北風煽られ
考えることも
ないまま流され
縋れる術(すべ)さえ
持たされぬままに
過ぎ行く空へと
別れてゆくだけ

117
穢れを抱き
地上までの
生(せい)を生きる
今は「まだ」ね

136
煤けた大地に
真白の染み付け
一粒づつ染め
一粒づつ消え
不純な世界に
しばらく描いた
静けさの色を
踏みしめ 踏みしめ

214
泥にもまみれた
温もりに融けて
見る影も失くし
ほどけて解けては
痛みを失い
名前を失い
空だけ見上げて
空気に紛れた

253
空へと還ろう
空へと還ろう
雲間を目指して
抱えた不純は
地上へ降ろした
陽色に照らされ
旅の始まりへ
空だけ見つめて
住処(すみか)はハザマに
続ける旅には
どんな意味がある
吹かれて煽られ
凍える時間を
重ねて 重ねて
こぼれて墜ちてく
こぼれて墜ちてく

  * * *

028
こぼれておちてく
あわいのきざはし
うかんでしずんで
わずかなじかんの
みじかいたびだね
ましろにうまれて
おちたくなくても
さからえもせずに

057
あそんでいたいな
きたかぜあおられ
かんがえることも
ないままながされ
すがれるすべさえ
もたされぬままに
すぎゆくそらへと
わかれてゆくだけ

117
けがれをだき
ちじょうまでの
せいをいきる
いまはまだね

136
すすけただいちに
ましろのしみつけ
ひとつぶづつそめ
ひとつぶづつきえ
ふじゅんなせかいに
しばらくえがいた
しずけさのいろを
ふみしめふみしめ

214
どろにもまみれた
ぬくもりにとけて
みるかげもなくし
ほどけてとけては
いたみをうしない
なまえをうしない
そらだけみあげて
くうきにまぎれた

253
そらへとかえろう
そらへとかえろう
くもまをめざして
かかえたふじゅんは
ちじょうへおろした
ひいろにてらされ
たびのはじまりへ
そらだけみつめて
すみかははざまに
つづけるたびには
どんないみがある
ふかれてあおられ
こごえるじかんを
かさねてかさねて
こぼれておちてく
こぼれておちてく





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

<応募用> Downer -雪-

http://piapro.jp/t/4KXE への投稿用です。

閲覧数:105

投稿日:2011/09/18 01:49:28

文字数:974文字

カテゴリ:歌詞

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