小さな水の落ちる音で、私は目覚めた
見覚えのない、暗い場所だった。
私の身体は、その暗い水に浮いていて
(あぁ、そうか・・・)
「私、落ちたんだ」
そう、私は落ちた
兄さんが、レン君が、敵に撃たれそうになってたんだ
だから、庇った
銃口を蹴りあげ、狙撃兵に拳を振りかざし、一人で走った
所謂囮だ
そして・・・
「崖から・・・落ちたんだ・・・」
『そうだよ』
「え・・・」
よく知った、でもまた違う、冷たく細い影
「帯人・・・兄さん・・・?」
『違うよ』
「でも・・・」
『この姿は、君が思う闇のイメージ、君が思う暗いモノ』
そう言うと、彼は、帯人兄さんの姿をしたモノは、薄く笑った
そして・・・私は・・・何も分からなく・・・なっ・・・た・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

闇、水、そして空虚

初投稿でこんなので良かったのだろうか・・・
バトルロイド設定でボカロ視点にございます
帯人?が出てきたのは好きだからです
女の子キャラですが誰なのかは皆様のご想像にお任せします

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投稿日:2008/12/16 22:24:54

文字数:321文字

カテゴリ:小説

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